アリータ:バトルエンジェル 大きな目なんてどうもいい!アリータを好きになれずにいられない!!

日本で2月22日から公開される、アリータ:バトルエンジェル(Alita Battle Angel)をフランスで一足先に観てきた。
アクションのスピード感は圧巻。大きな目で話題のフルCGの主人公、アリータ。彼女は人間よりも人間らしい魅力的なキャラクターだった!

ストーリー(日本版公式サイトより)
天空に浮かぶユートピア都市”ザレム”と、ザレムから排出された廃棄物が堆積して山をなす荒廃したクズ鉄待町”アイアンシティ”。大戦後の未来は、”支配する者”と支配される者の2つに分断されていた。”アイアシティ”に暮らすサイバー医師のイドは、クズ鉄の山から少女の頭部を発見し拾い上げる。彼女はなんと300年前のサイボーグさった。奇跡的に脳は生きていたものの、長い休眠状態により過去の記憶を失っていた。イドによって新しい機械の身体を手に入れたそのサイボーグの少女は、アリータと名付けられ、イドの元で大切に育てられる。ある日、アリータは襲ってきた敵からイドを守るために戦った際、自分の中にコントロールできないほどの戦闘能力が備わっていることに気づいてしまう。実は彼女は、300年前大戦中に失われたテクノロジーで作られた”最強兵器”だったのだ。果たしてアリータと分断された世界の過去に隠された秘密とは・・・。人々の温かさに触れ、感情が芽生えた心を持ったサイボーグの少女アリータは、自分の命の意味を見つけるため、そして大切な人たちを守るため、二つに分断された世界の秩序に立ち向かう。

素晴らしいアニメーション

copyright: 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

アクションや、アリータの体や表情の動きが素晴らしい。
指先の動きまで繊細に表現してある。アンドロイドなのにまるで血が通っているよう。モーションキャプチャーもここまで来たか!と驚いた。

実はポスターやトレイラーを観た時、オールCGの人物であるアリータと生の人間である他の俳優の違いが目に付いたので、
CG人間に気を取られてストーリに入り込めないのではないのかと気がかりであった。
しかしそれは杞憂で、アリータは画面で動いている時には本当に生きているようで生身の人間よりも魅力的で輝いていた。
俳優が演じる登場人物とコミュニケーションを取るシーンも、CGに気を取られることなく自然にスト―リーを追うことができた。

メイキング

目が大きい?!

まずトレイラーを見た時に目が行くのはアリータの大きな目だ。
ジェームズ・キャメロンのイメージ画の段階でアリータの目は大きかったそう。“目は心の窓。その窓を大きくすればするほどキャラクターの心のなかに観客を引き込むことが出来る”という制作チームの意向でこのアリータの不自然な程大きな目がキャラクターのシンボルになった。

この大きな目は賛否両論あるが、アリータの動きや表情がとても緻密に生き生きと表現されているので、ストーリーに入り込む上で大きな問題にはならない。

*現実の生活でも最初会ったときに特に外見に惹かれなくても、少し中身を知ると一瞬で「大好きになる」そして「中身を好きだと、その人の特徴まで好ましく見える。」ということは多い。
アリータの大きな目は自分にとってはまさにそれだった。

女性も楽しめるSF映画

荒廃した未来の都市というものは風景が少無骨なので、ビジュアルは好き嫌いが分かれると思う。
(そういえば近年だとレディプレイヤーワンも、“機械の多い埃っぽい街”だった。)
SFであること、そしてこのビジュアルが、どうしても観客の男性比率が高めになる原因ような気がする。
しかし、強さ、思いやり、勇気を兼ね備えた「他のどの人間よりも人間らしい」アリータのキャラクターは、とても感情に訴えると思うし、女性の共感を生むキャラクターだと感じる。
また、登場人物の成長や心の変化が2時間22分のアクション大作の割には丁寧に描かれているので、SF映画ファンでなくても好感が持てるだろう。
原作にはないロマンス様子も少し取り入れられている。女性同士、カップルでも楽しめる映画だ。

原作はSF漫画作品「銃夢」

原作は木城ゆきと作のSF漫画作品「銃夢」ガンム。構想から25年経ってようやく映画化が実現された。

原作を読んでいだ友人の感想:
原作とはストーリーは結構違う。しかし、主人公の描き方、世界観はしっかりと踏襲している。
原作のアリータに慣れていた分、CGキャラクターの冒頭アリータの大きな目に慣れるまで時間がかかった。
本当の俳優の表情をそのまま使うこともできたしその方がイージー(簡単)だったのに、あえての大きな目。そのチャレンジを評価したい。

続編はあるか?

質の高いエンターテイメント。理屈っぽくはないが骨太なストーリーで、映画館を爽快な気分で出られる映画だ。

続きも作れるような終わり方だったので、今回の作品がヒットすれば十分に続編もあり得ると思う。

*アンドロイドのキャラクターとは言え、攻撃を受けて思いっきり壊れるシーンなどは多少刺激が強いので繊細な人は注意が必要。

映像美 ★★★★☆ (4/5) 
ストーリー ★★★☆☆ (3/5) 
アクション ★★★★★  (5/5)
リピート度 ★★★☆☆ (3/5) 
おすすめ度 ★★★★☆ (4/5)