被りすぎ!?フランス人の名前問題。

フランス人の名前ってどんな感じだろう。彼らのファーストネーム(下の名前)は結構種類が限られていて、
クラスに3人ぐらい同じ名前の子が居たり、ケータイに登録した名前が被りまくるのでちょっと不便だ。

フランス人のファーストネーム被りすぎ問題。

フランス人の名前はあまりバラエティーが無い。初めて会った人も、大体、既に居る知人の中に同じファーストネームの人がいる。
学校のクラスではルーシーが3人居た。現在、25人程度の職場にはジェロームが3人、アレクサンダーが3人居る。めちゃ不便だ。
「次にアレクサンダーが来たら名前の時点で面接で落とす。」という本気か冗談か分からない言葉も飛ぶ。
こんな様子なので携帯の連絡先もセバスチャンが3人居たりする。うっかり友達に送るふざけた内容のメールを仕事のお客さんに送ってしまうかもしれないので、非常に注意が必要だ。

幸い彼らの名字は多種多様。先祖の職業や移民が多いこともあり、同じ苗字の人にほとんど会ったことがない。名字のお蔭で、最終的にはきちんと区別はできる。
日本では佐藤さんや鈴木さんといった「名字被(かぶ)り」がよく起こり、下の名前で呼び分けるのと逆のパターンだ。

ジョン=ポールとか、ジャンヌ₌サラとか、マリー=ピエールなど2つのファーストネームが組み合わさっている場合もある名前。ちょっと長いけどカッコいい。
(でも日本だと、「まさる=たけし」、とか、「ゆりこ=みか」ってことですね。)

近年は、英語圏から入って来たようなハイカラな名前も増えているようだ。
筆者の知人にもスージーとか、メロディーちゃんとか居る。フランス版キラキラネームと言ったところだろうか。また流行りが過ぎたフランス版の「シワシワネーム」も存在する。

ちなみに2018年生まれの赤ちゃんに名付けられた名前は
女の子 1位 Emma(エマ) 2位 Jade (ジャッド) 3位 Alice(アリス)
男の子 1位 Jules(ジュール) 2位 Louis (ルイ) 3位 Gabriel(ガブリエル)
の順で多いそうだ。
(https://www.naissance.fr/prenoms/top50/2018)

常に名前を呼びかけないと冷たい人呼ばわり?!

もうひとつ、フランス人と接していて戸惑うこと。それは、挨拶する時などに、始終相手の名前を呼びかけることだ。
「ポール、おはよう!」「ポール、元気?」「こんにちは、ポール。」「やぁ、ポール!」「またね、ポール」「バイバイ、ポール!」といった感じ。(決して大袈裟に書いてはいない。)
日本だと、「おはよう、またね」とだけ言っていればいいので、私の脳には常に名前を瞬時に呼びかける回路ができておらず、半分ぐらいの確率で名前が瞬時に出て来ず「こんにちは、、、、」とだけ言ってタイミングを逃してしまう。

フランス人に聞いてみたら、「おはよう、ポール」と呼びかけられて「おはよう」とだけ答えると「あれ?(どうしたのかな。冷たいな、)」と思うらしい。


人の名前を覚えるのが苦手な私にとっては何とも頭の痛くなるような状況だが、
フランス人は幼い時からきちんと名前を覚えて呼ぶことが習慣化されているのだ。 この能力は訓練をすれば身につくということを証明してくれている。


日本のビジネス本などにも、人の名前をきちんと呼ぶことは人間関係を良くするという話は必ず書かれている。皆さんもフランス式を試してみてはいかがだろう。