ルーシー日本へ行く<準備編> Lucie Bourboulon ルーシー・ボーブロン

今回のインタビューは、日本旅行を控えたフランス人、ルーシーに話を聞きました。旅行へ備えて日本語を勉強するなど、意気込みは十分です!出発前の日本への印象、何を楽しみにしているのかなど聞いてみました。

メル氏:じゃあインタビューするね、気楽に思ったことを言ってくれば大丈夫!

ルーシー:「こんにちは、私はルーシーです。よろしくお願いします。」(日本語で。)

メル氏:わ!日本語だ!こちらこそよろしくお願いします。

メル氏: ルーシーはグラフィックデザイナーなんだよね。 最近何をしているか聞かせてくれる?

ルーシー:うん、元々はファッションを勉強しようと思ってブルターニュからパリへ出てきたんだけど、学生時代グラフィックデザインの面白さに気づいてそれからはずっとデザイン!
クライアントとの関係は難しいけれど、綺麗なものを作ったり、すでにあるものを見やすくできると、とても気分が良くなるの。

だけど、、、、

最近まで勤めていたデザイン会社の労働環境が悪くて(日本で言うブラック企業、サービス残業も多かった。)でとっても苦労したの。
昨年10月から仕事をやめて、バーンアウト状態だったから、今は一旦休息しているの。

メル氏:メル氏:あぁ、、、、それは大変だったね!いったん休憩してエネルギーを充電しなくちゃね。

ルーシー:今は、次の仕事を見つけるまでの間、デッサンをしたり、旅行を計画したり、自分のやりたかったことをやっているんだ。

実はもうすぐ日本に旅行へ行くの!すっごく楽しみ!

メル氏:そうなんだ!!どうして日本に行こうと思ったの?

ルーシー:私たちの世代は小さい頃にポケモンが流行って、みんな見ていたのから。それに私は中学生の頃には漫画を読んだりアニメを見ていたし、漫画のキャラクターを真似して描いていたから、日本に興味を持つのは結構自然なことなの。

それと、大袈裟じゃなくて、自分と同じ世代、26~30歳の周囲の人が、最近一斉に日本に行っているの!

不思議に思って「何でだろう」、って自分なりに考えてみたの。
きっと、時間やお金に余裕が無かった学生や新社会人では比べて、みんな仕事でキャリアを積んで、旅行に行けるだけの収入が得られるようになったんだね。
みんな私と同じアニメや漫画を見て育って、日本へ行くお金と時間が手に入るのを心待ちにしていたんだなぁ、って。
親近感が沸いてとっても嬉しい気分!

メル氏:日本への旅行が決まってから、日本語も勉強しているんだよね。

ルーシー:うん!目標があるとやる気が出るし、友達が進めてくれた日本語の集中学習コースを受けることにしたの。

メル氏:日本語をしゃべれなくても旅行はできるよね。どうして日本語に興味を持ったの?

ルーシー:今回旅行の計画を立てて、日本人は英語があまり喋れないって聞いているから、自分が日本語を勉強しようと思ったの。せっかくなら少しは喋れないともったいないなって。
勉強をするにつれて、日本語は、とても難しいけれど、「きれいな言葉」だなって、気づいたよ。

メル氏:きれいって、音が?

ルーシー:そうそう!

あとは文字がおもしろい。まったく新しく覚える文字だから、日本語を書く練習をしている時はデッサンをしている気分なの。

漢字も積極的に練習しているの。日本語には同じ音でも違う意味の言葉があるから(例:くも、はし、など。)、平仮名とカタカナしか知らない時、自分はとっても混乱したの。まだ授業ではそこまで進んでいないけれど、漢字は日本語を理解するのに欠かせないと思って覚え始めたの。それにしてもむずかしい!

メル氏:私は日本語の音がきれいだとは意識したことなかったな。母国語だと音より意味が先に入ってきてしまうのかもしれないね。ところで、日本語の他に喋れる言葉はある?

ルーシー:英語は喋れるよ。アイルランドに住んでいたから。

メル氏:アイルランドに居たんだね!知らなかった。

ルーシー:そうなの。デザインの学校を卒業後した後に思うような就職先がすぐ見つからなかったから、「じゃあアイルランドに行こう!」って思って。3か月分の生活費だけ持ってフランスを飛び出したの。後は現地で仕事を探そうと思って。

面接も英語だから、事前に家で何度もリハーサルしたの。

自分が知らない技術が必要なポストだったけど、面接で「できます。」って嘘ついて入って、入ってから自分で必死に勉強したの。Fake it till you make it.(うまくいくまでは、うまくいっているふりをする)ね!

メル氏:すごい行動力だね!逞(たくま)しいなぁ!

ルーシー:そうやって後先考えず飛び込むから、勢いでブラック企業に入ってしまったりするんだけどね。(苦笑)

とにかく、2年間のアイルランド生活で、英語は上達したの。今でも時々、夢を英語で見ることがあるの。

メル氏:ちなみに、どうしてアイルランドを離れてフランスに戻ってきたの?

ルーシー:フランスが恋しくなって。
アイルランド人とかイギリス人って表面的にはすっごく優しくしてくれても、簡単には心から相手を受け入れないの。
本当に友達なのかわからないというか、、、。
一度打ち解けたと思っても、その後、会うことは無かったり。

その点、フランス人の方が最初はちょっと意地悪なとこがあっても、一度打ち解ければ、友達になれる気がする。
今は幼馴染にも学生時代の友達にもいつでも気軽に連絡できるし、フランスに戻って来れて嬉しいな。

ルーシー:アイルランドに行ったのは、仕事の為もあるけれど、ただ共通語としての英語を学ぶだけじゃなくて、しかもアイルランドローカルの単語(言い回し)を学べるから面白いと思ったの。

現地の人しかわからない言い回しがわかると、相手との距離も縮まるし、得意な気分になる。他の国へ行って現地の言葉を喋れる、それほどクールなことは無いよね。
日本語でもそんな風に日本人とコミュニケーションを取れるようになりたいな。

メル氏: 日本ってどんなところだと思う?それと、日本人ってどんな人達だと思う?

ルーシー:とってもきれいで、いいところだと思う!
でもホテルの部屋とか全部小さいんじゃないかしら。
日本人は、、、よくわからないけど、私の日本語がからかわれるんじゃかいかと思ってちょっと心配。

メル氏:日本に行ったら何をしたい?

ルーシー:写真を撮りたい。デジタルじゃなくて、フイルムの写真に凝っているの。デジタルよりも手間はかかるけれど、色合いが全然違うの。

あと、色々食べたい!

照り焼き、かつ丼、寿司。くりごはん。ラーメン、ギョウザ、ケーキ、ビール、コーヒー、煎茶!

メル氏:すごい事前調査だね、、、!栗ご飯って、どこで覚えたんだろう!笑

ルーシー:最初は友達と、東京、京都、大阪、奈良へ行くの。
それから、1人で箱根の旅館に泊まる予定。高かったけど自分へのプレゼント。
そのあとジブリ美術館に行くんだ。

メル氏:とっても楽しみにしてくれていて、日本人としては嬉しいけれど、あまり期待し過ぎて、現地でがっかりしないといいけど。。。

ルーシー:桜の季節だから大丈夫!絶対がっかりなんてしないよ!

後一か月半、もっと日本語を勉強しなきゃ。

それに、まだ色々準備しなきゃ。紐靴しか持っていないから、脱ぎやすいマジックテープの靴がを買わなくちゃ!

メル氏:脱ぎやすい靴!たしかに!笑。
ありがとう、ルーシー、旅行楽しんできてね。
帰ってきたらまた話を聞かせてね!

ルーシー日本へ行く<帰国編:日本もよかったけれど、もっと良かったのは…。>
http://meru-shi.com/luciebourboulon-2/

ルーシー日本へ行く<番外編:2度目、夏の日本滞在編> 
http://meru-shi.com/luciebourboulon-3/

ルーシーのホームページ
https://luciebourboulon.com/
Instagram
https://www.instagram.com/bourboulonlucie/

インタビュー後記
近況を聞こうとルーシーにインタビューをお願いしたところ、一か月半後に控えた日本旅行の計画を熱く語ってくれました。
彼女が冒険を恐れず、海外や語学に興味があることは知らなかったので、友人の新たな一面を知ることができてとても新鮮でした。
日本人としては、旅行後、ルーシーの日本へのイメージがどう変化するのかとても興味が沸きますよね?!ということで後編のインタビューもお願いしてあります。
ありがとう、ルーシー!旅行楽しんできてね!楽しい思い出がたくさんできますように!Merci beaucoup, Lucie! Bon Voyage!

それにしても、彼女の書く日本語の文字がとても上手でびっくりします。さすがグラフィック・デザイナー!